インナーチャイルド-1
あなたがマインドに在ると、自分という感覚は過去の記憶と過去の体験に基づいて築かれています。そこにはトラウマも幼年期に形成されたあらゆる信念もが含まれています。あなたが40歳なら、それは30歳の時のあなたと過去10年に渡る体験を含むということです。そして30歳のあなたは20歳の時のあなたとそれまでの過去10年に渡る体験を含むのです。10歳のあなたは幼かったあなたの上に築かれています。あなたがマインドの中で機能している限り、幼児としてのあなたは未だにあなたの中に存在しています。そして非常に現実的な意味でその子があなたの時間の世界での人生の基盤になっているのです。
これがインナー・チャイルドで、その子には全ての恐れと制約的な信念と抑圧された感情、また子供の時に満たされなかった要望が全て含まれています。その為わたしたちの選択、決断、思考、行為の多くはこのインナー・チャイルドに司られているのです。その子の現実感は幼少期のままです。その子は誰かが「ここ」にいてくれることを必死に求めています。その子は未だに他の人たちから愛と許容を求めています。その子は未だに「自分が十分ではない」「ダメだ」という感覚とそれに伴う不安と恐れと共に生きているのです。
インナーチャイルド-2
その子は誰かが「ここ」にいてくれることを必死に求めています。その子は未だに他の人たちから愛と許容を求めています。その子は未だに「自分が十分ではない」「ダメだ」という感覚とそれに伴う不安と恐れと共に生きているのです。これらの思いはその子のもので、あなたとは関係ありません。ただ、あなたがマインドの中で殆どの人生を送るなら、あなたはその子のストーリの中で生きているのです。ストーリーとは今この瞬間以外の全てのことを指します。それはあなたの幼少期の全てと過去生までも含むのです。でもそれは本当にあなたのストーリーでしょうか? それともあなたはこれまでずっとインナー・チャイルドのストーリーを生きてきたのでしょうか? あなたが愛と容認を求めているのでしょうか? それともそれはインナー・チャイルド? もしその子が愛と容認を未だに求めているのなら、あなたの人生は非常に複雑で困難なものになるでしょう。
あなたがインナー・チャイルドを癒したいのであれば、その子のストーリーから出てこなければなりません。それは真に今この瞬間に在ることで初めて可能になるのです。あなたが真に今この瞬間に在るなら、過去も未来も存在していません。ストーリーもありません。あなたが今この瞬間に在るなら、インナー・チャイルドを癒すのは難しいことではありません。その子は穏やかにあなたの中に融合され、愛、平安、容認と慈しみに安らいでいきます。これこそがその子がずっと求めてきたにも関わらず、決して見つけることができなかったものです。その子はずっと求めてきたものを今この瞬間に在るあなたのうちに見出すのです。